社会福祉法人 宏仁会について
宏仁会は、「高齢者とその介護をする女性を支えよう」との趣旨で昭和57年に法人格を取得し、昭和58年に特別養護老人ホーム清風荘を青森県平内町に開設しました。その後、デイサービス、介護支援センター、ショートスティ、ホームヘルバー事業、訪問介護ステーションなどを開設。事業所も平内町、夜越山、青森市新城、平成24年には千葉県浦安市に施設を開業。平成26年6月には青森市浜田玉川に国土交通省モデル事業のサービス付き高齢者向け住宅と子育て応援マンションが一緒になった「ヴァンピュール南青森」を開設しました。
また、平成8年からケア付き青森ねぶた”じょぱり隊”の事務局を運営しています。
そして2022年4月から、宏仁会は全国初初となる『社会福祉連携推進法人 リガーレ 』として、新しい1ページを刻みます。
リガーレグループは、「すべての世代が参加する社会、すべての人々の尊厳保持と望む暮らしの実現」というグループ理念のもと、「社会を支える社会福祉事業の担い手」として、『持続可能な社会』そして『安寧に暮らせる社会』の形成に貢献していくことを役割としています。このビジョンの実現、役割の達成に向け、取り組んでいます。
法人理念
宏仁会は、創設者が自宅での介護を余儀なくされる女性たちの苦労や負担の大きさを目にしたことから、「高齢者とその介護をする女性を支えたい」として設立されました。特別養護老人ホーム「清風荘」を開設して以来30余年、「尊厳」を理念に掲げ、年を取ってもその人らしい生活を続けて欲しいとの思いで、“一人一人に合った介護”を理想として歩み続けています。
挑戦と社会貢献
法人理念に基づき、すり身にした魚や野菜などの食材を再現する「ソフト食」、手の平で優しく振動を起こして筋肉や関節の拘縮を改善する手法「微振動」など、多くの先駆的な試みを介護の中に取り入れてきました。社会貢献も、宏仁会が“法人としての使命”とする活動です。300人近いボランティアのサポートで高齢者や障害者の皆さんがねぶた運行に参加する「ケア付き青森ねぶた『じょっぱり隊』」で事務局を務め、25周年を迎えることができました。
研修体制
「尊厳あるケア」を支えているのが、教育に特化した部署「研修機構」と独自の「研修プログラム」です。言葉で理想を語るのは簡単なことですが、それを介護現場で実践できるように教育することを目的としています。宏仁会の特色でもある「新人研修」は、下記のように分かれて最低6ヶ月にわたり実施され、その間は研修に集中することができます。
- 合宿研修
- 法人の理念や沿革などの基本的なことを学びます。
- 基礎研修
- 介護技術の基本をマニュアル化したケアマニュアルの習得に努めます。
- OJT研修
- 日勤業務と夜勤業務を各々学び進めていきます。
- フォローアップ研修
- 自分のケアの課題について、改善計画を作成して実践します。
- 研修報告会
- 今までの研修を振り返り、報告会を行います。
新人研修では指導者とサポート役の先輩チューターが付き、新人を含めた3人1組がチームとなって研修を行います。また、教育チームや介護総括マネージャーが全体の指導・サポートを務めますので、不安を感じることなく、納得して学ぶことができます。こうした研修体制が確立しているため、介護資格がなくても安心して働くことができるのです。